木くず処理

建設現場で出た木くずはどう処分する?産業廃棄物の区分と処理方法を解説

建設現場で出た木くずはどう処分する?産業廃棄物の区分と処理方法を解説

建設現場や解体工事では、さまざまな種類の木くずが発生します。
新築工事で余った木材、解体工事で取り除いた柱や梁、工事に伴って伐採した樹木など、その種類もさまざまです。

こうした木くずを処分する際、「産業廃棄物として扱う必要があるのか」「どこへ持ち込めばよいのか」「どのように処理されるのか」と疑問に感じることはありませんか?

木くずは、発生した場所や事業の内容によって廃棄物の区分が異なり、それぞれ適切な方法で処理する必要があります。

この記事では、建設現場で発生する木くずの種類や産業廃棄物との関係、処分方法、リサイクルの仕組みについてわかりやすく解説します。

1.建設現場で発生する木くずとは?

建設工事では、建物の新築から改修、解体まで、さまざまな工程で木くずが発生します。
代表的なものには、次のような木材があります。

■ 建築廃材:柱や梁、床材など、建物の解体によって発生した木材
■ 木材の端材:新築・改修工事で余った木材や切れ端
■ 型枠材:コンクリート工事などで使用した木製の型枠
■ 伐採木・枝葉:建設工事に伴う樹木の伐採や抜根で発生した木材
■ 木製建具:解体・改修工事で取り外した木製の扉や枠など

これらは、工事の内容や発生状況によって産業廃棄物の「木くず」に該当します。
ただし、木材であれば何でも同じ方法で処分できるわけではありません。

塗装や接着剤が使用された木材、異物が付着した木材などは、処理施設によって受け入れ条件が異なる場合があります。
そのため、木くずの種類や状態を確認したうえで、適切な処理先を選ぶことが重要です。

 

2.建設現場の木くずは産業廃棄物になる?

産業廃棄物と一般廃棄物の違い

廃棄物は、大きく「産業廃棄物」と「一般廃棄物」に分けられます。
産業廃棄物とは、事業活動に伴って発生した廃棄物のうち、法律で定められた20種類のものを指します。

一方、一般廃棄物は、産業廃棄物以外の廃棄物です。
木くずの場合、発生した事業の種類や状況によって区分が変わります。

例えば、建設業において建物や工作物の新築・改築・除去に伴って発生した木くずは、原則として産業廃棄物に該当します。

 

産業廃棄物に該当する木くずの例

■ 建物の解体工事で発生した柱や梁
■ 新築工事で余った木材
■ 改修工事で取り外した木製の建具
■ 建設工事に伴って発生した伐採木や抜根材

一方、庭木の剪定や施設の維持管理によって発生した枝木などは、一般廃棄物に該当する場合があります。
重要なのは、木くずの見た目だけで判断せず、どのような作業によって発生したものなのかを確認することです。

廃棄物の区分を誤ると、適切な処理ができない可能性があります。
判断に迷う場合は、自治体の担当窓口や処理業者に確認しましょう。

 

3.建設現場で出た木くずの主な処分方法

木くずの処分方法には、いくつかの選択肢があります。

① 許可を持つ処理業者へ委託する

産業廃棄物に該当する木くずを自社で適切に処理できない場合は、必要な許可を持つ処理業者へ委託する方法が一般的です。
処理業者を選ぶ際は、木くずが許可品目に含まれているか、どのような処理設備があるかを確認する必要があります。
また、産業廃棄物の処理を委託する場合は、法令に基づく委託契約やマニフェストの管理なども必要です。

 

② 中間処理施設へ持ち込む

木くずを受け入れている中間処理施設へ、直接持ち込む方法もあります。
中間処理施設では、搬入された木くずを破砕するなど、再資源化やその後の処理に適した状態へ加工します。
建設現場から発生した木くずを適切に分別し、受け入れ可能な施設へ搬入することで、効率的な処理につなげられます。

なお、持ち込みに必要な手続きや受け入れ条件は施設ごとに異なります。自社で運搬する場合も、排出事業者に該当するかなどを確認し、法令に沿って対応することが必要です。

 

③ リサイクル・再資源化する

木くずは、適切に処理することで再資源化できる場合があります。
代表的な方法のひとつが、木材を細かく砕いて木材チップに加工することです。
加工された木材チップは、品質や用途に応じて、燃料や木質資源として利用されます。
木くずを単に廃棄するのではなく、資源として活用することは、廃棄物の削減や資源の有効利用にもつながります。

 

4.木くずを処理施設へ持ち込む前に確認したいこと

木くずをスムーズに処分するためには、搬入前の確認が大切です。

①木くずの種類と状態を確認する

まずは、処分したい木くずがどのようなものなのかを整理しましょう。
建築廃材なのか、木材の端材なのか、伐採木なのかによって、受け入れ条件が異なることがあります。

また、塗装された木材や防腐処理された木材などは、通常の木くずとは異なる取り扱いが必要になる場合があります。

 

②異物をできるだけ取り除く

木くずに金属やプラスチック、コンクリート片などが混ざっている場合、受け入れや処理に支障が生じることがあります。

特に、破砕設備を使用する施設では、異物の混入が設備の故障につながるおそれもあります。
現場でできる範囲の分別を行い、搬入先の基準に合わせて準備することが大切です。

 

③搬入方法や必要な手続きを確認する

施設によって、受け入れ可能な木くずの種類、サイズ、搬入時間、必要書類などが異なります。
事前に確認しておくことで、搬入時のトラブルを防ぎ、スムーズな処理につなげられます。

また、処理費用は木くずの種類や状態、数量などによって異なるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

 

5.木くずはどのようにリサイクルされる?

木くずのリサイクルでは、回収された木材を適切に加工し、再び資源として利用できる状態にすることが重要です。
一般的な木くずの中間処理では、次のような工程が行われます。

STEP1|木くずの受け入れ
建設現場や解体現場などから搬入された木くずについて、種類や状態を確認します。
STEP2|分別・破砕
受け入れた木くずから必要に応じて異物を取り除き、破砕設備で細かく加工します。
STEP3|木材チップへの加工
破砕された木材は、用途に応じた木材チップとして加工されます。

STEP4|再資源化
加工された木材チップは、品質や受け入れ先の基準に応じて、燃料などの資源として活用されます。
このように、木くずは適切な処理工程を経ることで、再び役立つ資源へと生まれ変わる可能性があります。

 

 

6.木くずの処分先を選ぶ際のポイント

建設会社や解体業者にとって、木くずの処分先選びは、現場の作業効率や廃棄物の適正処理に関わる重要なポイントです。

処理業者を選ぶ際は、次の点を確認しましょう。

必要な許可を取得しているか

産業廃棄物の処分を委託する場合は、対象となる廃棄物の種類や処理方法について、必要な許可を取得している業者を選びましょう。

受け入れ可能な木くずの種類

木くずの種類や状態によって、受け入れの可否が異なります。搬入予定の木材に対応しているかを確認することが大切です。

搬入しやすい場所にあるか

現場から処理施設までの距離や搬入条件も重要です。
継続的に木くずが発生する事業者にとっては、相談しやすく、安定して利用できる処理先を確保することが、現場運営の効率化につながります。

処理方法が明確になっているか

搬入した木くずがどのように処理されるのか、再資源化に取り組んでいるかといった点も、処理先を選ぶ際の判断材料になります。

 

7.木くずの処分・再資源化はサンウッドへご相談ください

株式会社サンウッドでは、木くずの中間処理を行っています。
自社の処理設備を活用し、搬入された木くずの破砕から木材チップへの加工、再資源化につなげる取り組みを行っています。

また、サンウッドでは木くず処理だけでなく、解体工事や伐採などの事業も展開しています。
そのため、工事によって発生する木くずの処理についても、関連する作業を含めたご相談が可能です。

建設会社様や解体業者様をはじめ、木くずの処分先をお探しの事業者様は、ぜひ一度お問い合わせください。
木くずの種類や数量、搬入条件などを確認し、対応可能な内容をご案内いたします。

※木くずの受け入れ可否や処理方法は、種類・状態・搬入条件などによって異なります。
詳しくは事前にお問い合わせください。

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